- 既存躯体のコンクリート強度が不明です。
- 予備調査を行い、コンクリート強度を確認する。
既存躯体のコンクリート強度が不明な場合やFC13.5未満の場合は、鋼管定着工法は使用出来ません。
- 仕上げモルタルの強度は、どのように評価を行うのでしょうか。
- 柱の上中下、梁の左中右(合計12箇所)を、シュミットハンマー法にて計測をします。実測したモルタル圧縮強度の平均値で評価を行います。
- 2次耐震診断の場合、鋼管コッターを用いた補強壁の評価を曲げ壁としてよいでしょうか。
- 鋼管コッターを用いた補強壁は、曲げ壁として評価はできません。せん断壁のみの評価となります。
- 仕上げモルタルの厚さは、どのように評価を行うのでしょうか。
- 柱の上中下、梁の左中右(合計12箇所)の試掘を行い実測したモルタル厚さで評価します。厚さ30mm以上の範囲については、仕上げモルタルを撤去します。
- 鋼管定着工法とあと施工アンカーを併用してよいか。
- 原則として、鋼管コッターとあと施工アンカーの併用はできません。ただし、部分的に鋼管コッターの施工ができない場合は代わりにあと施工アンカーを用いることができます。また、開口部補強筋の接合材には、あと施工アンカーを用います。
- 入り隅部分のコッターが設計図面の位置では定着筋が干渉しますが、どのように施工すれば良いでしょうか。
- 梁、柱どちらかのコッターを回転させて定着筋がぶつからないように取り付けます。